月別アーカイブ: 2014年3月

春告げ鳥

3月11日。
青空、屋根の雪が溶けて滴る音が続く。
林の中暮らしのことで、太陽は照ってもあちらこちらに雪が残り、空気も冷たいが、初めて聴いた。鶯の音を。
続けて三声、ホケキョと鳴いた。
待っていた。まさに、まさに、春告げ鳥の訪れを。
雪深い里に暮らされる人には、それぐらいの雪で…と笑われるかも、眉ひそめられるかも知れないけれど、弥生三月になっても雪、霰が降る日もあれば、やっぱり年齢とともに気力、体力も衰え、雪に身を縮め、曇天に心をくもらせる日々が多かった。
青空の下、どこにとは姿は見えぬが、ホケキョ、ホケキョ…と三声。
ああ、やっと春が来た。

啓蟄

穴の中から虫たちが這い出てくる頃。
寒さもゆるんで、お日さまを拝もうかと顔をのぞかせてみれば、何と今朝の雪。
びっくりしただろうな~。
また穴の中に引っ込んだか?風邪ひかなかったか?
翌日も、翌翌日も凍てつく日。
風に舞う雪、吹き付ける霰。真冬の天気である。
せっかく可愛いピンクの蕾をつけたアセビの花房に雪の冠。
お~い、まあだだかい?春。もういいよ~、春。春よ来い。