カテゴリー別アーカイブ: 日記

コンビニ

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1軒あったコンビニが閉店になった。
昼食時など、大型トラックから軽トラック、赤や青やシルバーのきれいな車が、広い駐車場にいっぱい停まっていた。
年末、出入口の扉に手書きの貼り紙があった。
それから1ヶ月もたたぬ間に、特長のある看板も、店舗の装飾も、ことごとく撤去された。
空っぽの駐車場と四角い建物が周囲の枯れ葉色に馴染んでしまっている。
私はまだ車に乗れる。
遠くへは行けないし、夜の運転も控えているが、20分先の大型スーパーまで買い物に行ける。
田畑作業の合間に、エプロン、手甲、帽子の汚れた衣服のままで、おでんやパンや飲み物を買いにコンビニを利用していた人たち、往復の時間や着替えも面倒くさくなっただろうなぁ。
何よりも、自転車や杖にすがって買い物に来ていたこの里の高齢の人たちの不便、不安を思う。
弁当の宅配をします。ついでに醤油やトイレットペーパーなど、他の商品も届けます、とチラシが入っていたので、私自身、やがてはお世話になれる、と頼みに思っていたコンビニが閉店した。

新年

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2018年、平成30年、戌の年の初日の出。
お日さんは向かいの山から飛び出して来られた。
この山里で正月元日の日の出を初めて見た。
煌々と輝きを拡げながら、それはそれは元気なお出ましだった。
お日さんはありがたい、母の口癖だったが、まさに、拝みたくなるようなまばゆさだった。
正月2日も日の出を待った。
ポンと出たお日さんは、すぐに雲の中へと入って行かれた。
明けて3日は雪の朝。初雪。
ヤブコウジ、マンリョウ、ナンテンの赤い色ぐらいで、正月と言えど華やぎの色の乏しい山里である。
72歳、何回目かの干支を迎えた年齢となったからか、この3が日のお天気こそ、まことに正月にふさわしい。

倒れている?

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友人夫妻と昼食を済ませて帰って来たら、[心配してました~]と両隣の奥さん二人。
[えっ?]、多分、わたしはヘラヘラと笑顔で応えた。
回覧板を届けに来た。車があるし、電気もついているので、声をかけたが応答が無い。
電話は留守電になっている。
心配になって家の中へ入ったとのこと。
[え?なんで?]
まだ事情がよくつかめていない。
見れば、踏み台に使われたらしい丸椅子。
玄関脇の小さな窓が網戸になっていたので、そこから入ったとのこと。
わたしの胴体はとても入らない窓である。
わたしの娘ほどの年齢で、スリムな体型の西隣のシミズさんが椅子に乗り、窓から身体をこじいれて、ドキドキしながら、台所から寝室、トイレ、物置も見て回ったが、倒れている人の姿は無かった。
何があった?どこへ行った?どのようにして行った?
東隣のタケダさんと話しているところへ、気楽に[こんにちはー]と帰って来た。
[心配してました]と心からの声に、[え?どうかしました?]と応じるヘラヘラ顔に安心したり、腹も立ったのではなかろうか?
このところ、腰痛だ、神経痛だと脚を引きずり杖をつきながら、ヨロヨロと歩いている。
外出はほんの近くでも車に頼っているのに、車がある。室内に電気がついている。電話に出ない。
これは不穏。
動けない状況にあるのだろう。確かめなければ、救わなければと行動してくださった。

敬老の日である。
周りに心配や迷惑をかける71歳の老人であることを肝に銘じなければならない。

このごろの話題

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ツバメがね~、
ほとんど巣立ったのに一羽、発育が遅れていて、
その子のことが気になるらしく、
兄弟かなかまが集まって来るのよ。
おとといも、きのうも…。

この間ね、
蜂かな…?大きな虫がバッタをくわえたものの重いのか、ジタバタしてたら、
トカゲがバッタを横取りしてたわ。

今年もヤモリが三匹、
台所の窓ガラスをウロウロ這っている。
たぶん、ファミリーだと思う。
一匹は小さいし、一匹は尾が切れていて、それは一昨年も昨年も来ていたもの…。

山里暮らしも十数年となったばあさん二人のこのごろの関心事である。

ソウタの笑いが止まらない。

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将棋連勝中で話題の人物、藤井聡太くん14歳。おだやかな笑顔の少年である。
身近にソウタがいる。甥の息子。太の字にサンズイありの聡汰1歳9ヵ月。保育園に通っている。
満1歳で初登園の日々はママと離れるのが辛くて、涙、涙…であったが、しっかり者のお姉ちゃんが通う保育園でもあり、そのうちお友だちもできて、きげんよく通えるようになった。
14歳のソウタくんの連勝が注目されているある日、ママが初めて2泊の出張に出ることになった。
1歳9ヵ月のソウタはいつもと変わりなく保育園に通い、パパ、お姉ちゃん、じいじ、ばあばとお芋を掘ったり、夜もパパとお姉ちゃんと並んで寝た。
2日後、保育園のお迎えにママが来た。
あれっ?もしかしたらママと会うのは久しぶり?と思い出したのか……。
ソウタが笑いだした。笑って、笑って、大笑いが止まらない。
うれしくて、うれしくて、仕方がなかったのだろうな~。

手持ちぶさた

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手持ちぶさたのときにおすすめする、とテレビでコマのようなものを紹介していた。
薄っぺらで、旋回しているものを指先に載せていれば、手持ちぶさた解消だと言っている。
若もの、こどもたちが回り続けるコマを指先に載せて楽しげである。
こどもたちは、若ものたちは、手持ちぶさたなのか?
わたしは、ぼ~んやりしているときが多いが、手持ちぶさた…、ではない。

どうした?

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ちょっとちょっと!と悲愴感さえ漂う叫び声に、どうした?なぜ?と問う。
いつもはもう少し声に余裕がある。歌うように、呼び掛けるかのように、ちょっと来い、ちょっと来い!
桜も終わり、若葉がだんだんと濃い緑に変わっても、まだ、ぐずぐずのろのろのこの家の主のことがもどかしいのか?
ちょっと来い!ちょっと来い!ちょうーっと来い!!とコジュケイが絶叫する。

春だから

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ぴーんよろ、ぴーんよろ、鳶が鳴いて
ほろほろ、ほーけ、ほーほけきょ、けっきょけっきょと鶯が歌い
ちょっと来い、ちょっと来いとコジュケイが呼ぶ。
馬酔木、椿が咲いて
遅かったコブシ、桜も
ようやく、ちらほらり。

長~く、暗い
冬ごもりから
そろそろ這い出さねばなぁ。

無い!

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カギが無い。ポケットに無い。バッグにも無い。手提げ袋にも無い。
もう一度さがせ、と友人が言う。
2つのポケットには入ってない。
バッグも袋もすっかり空っぽにしたけれど、カギは無い。
カギは更衣室ロッカーのカギである。ロッカーのカギを返さないと靴箱のカギを渡してもらえない。
「左手は?」と向かい側から女性がニッコリ。
あった!左手首にブレスレットのように巻いていた。
「年をとったら誰にも覚えがあること」。友人がズケッと言った。
ああ、おデコに眼鏡を押し上げたまんま、メガネ、メガネ、どこに置いた?と探していたな~、父。

花束

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ことちゃん4、はなりちゃん2、りこちゃん1。
作文教室のこどもたちのピアノ発表会の日、わたしから贈る花の本数である。
「初めての発表会にはお花を1本持って行くよ、10回目になったら10本持って行くよ」、
こどもたちに約束をしていた。
さすが、4回目となることちゃんは、白鳥の湖をふんいきも良く弾きあげた。
2回目のはなりちゃん、1年たったらこんなに上達するの?
りこちゃん、1回目とは思えなかった。しっかり弾けたね。
たった1本、たった2本。かすみ草を加えたけれど、小さすぎる花束。4本は少しは花束らしくなったかな~?
大きな花束を贈れる日を楽しみにしよう。
杖に頼らず、背筋をシャンと伸ばして、花束を抱えて聴きに行かねば!