ゴールデンウィーク。里は、新緑、若葉を楽しむ人びとで賑わっていた。
兼業農家の多い里である。どこの田んぼにも働く人びとの姿があった。
田んぼに水が張られると、とたんに蛙の鳴き声がにぎやかになった。
雨の夜道を車で走っていると、ライトの中に点々と、小石のようなものが散らばっているのが浮かび上がる。
近づくにつれてそれらが蛙だとわかる。避けたいけれど避けきれない。たぶん、何度か何匹か轢いて通ったと思う。
目の前に近づいてくるのは上向きに手足を広げてつぶれた大きな蛙。
横向きに座りこんでいる中型の蛙。あまりにもゆっくり移動しようとする。早くのいてくれ、早く早く。
かろうじて交わせたかもしれぬ。
昼間、同じ道路を走っても、たまにペチャンコにつぶれた蛙を見ることはあるけれど、蛙のおびただしい轢死体を見ることはない。
夜明け早々にカラスなどが食べてしまうのだろうか?

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