ふ、ふ、ふ

作文ごっこをしている。
幼稚園児だった子が2年生になった。
も、し、くなどの字がうまい具合にひっくり返っていたけれど、漢字も書けるし、スラスラと長文が書けるようにもなった。
といっても、その日の気分次第、何があったか、乱暴な字が跳ね回り、ヘナヘナの字がのたくったようになることもある。
ほんの数行書いたら、できた!とノートを見せに来て、後は絵を描いている。
女の子たちは、お姫さまのような人物の絵を描くのが好きだ。
作文教室のこどもたちなんだから、その絵にお話を書こうよ、と言うと、台詞を書き込んだりしている。
4年生になった男の子は、こんなふうに書いたらセンセイきっと喜ぶぞ!などと思って書いたな、というようなときがある。
さすが、2年間の成長かな―?
新しく入会してきた2年生と1年生の女の子は、ふたりとも、とてもおとなしい。
尋ねると、大きな目でじーっとこちらの目を見返して聞き取ろうとする。ゆっくりと書き始めると、表現力豊かに何ページも書いた。
もうひとり、1年生の女の子もしゃべってはくれないが、提案してみると、大きなしっかりとした字で妹のことを書いた。
ふ、ふ、ふ、ひ、ひ、ひ、と笑うのがかわいいと書いた。
1時間の作文ごっこが終わるころ、それぞれの家からお迎えに来られる。
おかあさんと来た子にお名前は?と尋ねたら、名前は教えてくれず、ふ、ふ、ふ、ひ、ひ、ひ、と満面の笑顔で笑ってくれた。

ふ、ふ、ふ」への2件のフィードバック

  1. Zinitiro Shirai

    木鶏の如し他ありがとうございました。
    私の娘の孫(次男)と同じ様な子供たちの描写に思わず笑いました。
    私には小学六年生を頭に5人の孫がいます。(小4だけいなく男3人
    女2人です)小学1年は筆箱に鉛筆の代わりに割り箸を入れ持ち帰
    ったり参観日にも、うろうろとして娘をハラハラさせているようです。
    私も保育園の経験がなく小学校に入った時に町の子は字が書ける
    のに自分は書けずイライラした日や劣等感を感じた時を思い出しま
    した。子供の成長を見るのは楽しいですね。

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